ダイエットもトレーニングも効果を上げる『噛む』メリットとは?
管理栄養士からのコラム
こんにちは、管理栄養士の矢村千紘です。
1日3回ある食事は、日々アクティブに過ごすためのポイントがたくさんあります。
今回は、健康への効果バツグン!「噛む」ことについて、解説していきます。
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「巡る」「燃やす」体づくりの基本はお口から
噛んで食べられるということはとても健康的で幸せなことです。当たり前になっていてついつい忘れがちになりますが、食べ物が体に入る最初の入り口である「口」は、大切な健康のバロメーターです。スムージーや液状のドリンクは、噛む必要がないので固形のものに比べると手軽にとれます。しかし、噛める力があるのに「離乳食」や「嚥下食」と言われる咀嚼や消化の力が弱い人向けの食事をする事は、自分自身の「噛む力」と「消化する力」を甘やかすことになります。
◾︎食べ過ぎ防止と脂肪燃焼を助ける「神経ヒスタミン」
噛む事で、頬の筋肉と、歯の根の部分に刺激が加わると、神経ヒスタミンが分泌されます。これは「お腹いっぱいだよ」という指令となり、過度な食欲にストップをかけることができます。
また、この神経ヒスタミンは内臓脂肪を減少させる働きがあるとも言われているのです。
つまり、よく噛むことで食べ過ぎを防止して、脂肪燃焼の効果まであるなんて嬉しいことですよね。
◾︎「唾液」は健康な体づくりの強い味方
唾液には消化酵素が含まれていて、デンプンを分解する働きがあります。当然、噛まなければこの消化酵素は分泌されず、胃腸での消化に負担がかかります。そうすると、溜め込み体質の引き金となり、便秘の原因にもなります。
さらに唾液には成長ホルモンに似た働きがあり、脂肪燃焼、筋肉や骨の強化、代謝調整の効果もあり、健康的な体づくりにはとても貴重な存在です。
しかもこの唾液は、しっかり噛むことで1日1〜1.5リットルも分泌されるんですよ。
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噛む意識の前に、噛む工夫を!
このように噛むことは体にとって、とても大きな役割を持っています。意識することはもちろんですが、噛む回数を増やす工夫ができると、自然と噛む習慣ができます。
・食材を大きく切る
・硬めに調理する
・食感が異なるものを組み合わせる
他にも、ながら食べをやめる、口の中で食材の味が変化してくのを楽しむ、そういった食事時間の余裕を持つことも一つの方法です。
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健康な人も歯が命
噛んで食べるには、口腔内を健康に保つことが大切です。成人が歯を失う原因第1位が歯周病です。これは食後にしっかり歯磨きをすること、歯科医院で定期的にケアしてもらうことで予防、改善できます。
また現代人は、虫歯の原因となる甘いものを避けては通れません。おやつは日々の生活の癒しや楽しみとしての効果がありますが、口腔環境の悪化につながるため、頻度やタイミングを決めましょう。
また、運動の際に歯をくいしばれることは効果的なトレーニングにもつながります。詳しくは当施設のトレーナースタッフにお声がけくださいね。
食事ごとによく噛んで食べる、歯磨きをする、当たり前のことですが、いま一度しっかり意識をして習慣化に取り組んでみませんか。
参考文献:
三城円「食べながらやせるすごい方法」サンマーク出版(2019.3)
糖尿病情報センター「歯周病と糖尿病の深い関係」https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/070/040/01.html
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